2009年02月28日

侍ジャパンの活躍やいかに

 WBCの強化試合が行われています。今日は東京ドームで、西武との対戦です。4回の表裏を見た時点でこれを書いています。

 4回表から登板した侍ジャパンのダルビッシュは、西武のクリーンアップを無難に抑えました。4回裏、これも侍ジャパンの小笠原が左中間へタイムリーヒットを打った際に、三塁を狙いアウトになりましたが、「本番に向けて、このような走塁こそ試しておかなくてはいけないのだ」(栗山さん)とか、「1アウトだからこそ、1アウト3塁を作るために、勝負をかけたのだ」(古田さん)とか、解説もなかなかいいです。野球では一死三塁を作るというのは、すごく大事なことなのですよね。

 九つの人九つの場を占めて ベースボールの始まらんとす(子規)

 正岡子規の有名な「ベースボールの歌九首」のうちの一首です。さあ、楽しいベースボールが始まるぞ、という雰囲気がいいですね。

 今日は侍ジャパンが苦戦していますが、この前は、豪州代表に圧勝でした。圧勝しても、敵陣の主力がメジャーのキャンプで不在だから当然だとか、イチローの不振が心配だとか、いろいろ言われます。監督は大変です。



 調子が上がらなかった時に、イチローやダルビッシュを外すことができるか。ここは本当に監督の苦しいところです。やっぱり外せないですよね。外さないと思います。外さなくて負けたらボロクソに言われるのでしょうけれど。結果ばかりが重視される世の風潮になってきていますから。

 イチローも ダルビッシュでも 外せない 世間が何と 言おうとも(登)

 これが原監督の心境ではないかな。世間の声もセオリーも分かった上での。

 「調子のいいものを使う」というのが短期決戦でのセオリーでもあります。さあ、どうするか。どうなるか。頑張れ、侍ジャパン。頑張れ、原監督。

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2009年02月22日

かつうらビッグひな祭り

 「かつうらビッグひな祭り」が千葉県勝浦市で、昨日(2月21日)開幕しました。

 徳島県の勝浦町からひな7000体を寄贈されたのがきっかけで、2001年から毎年開かれている祭りです。9か所合わせて3万体以上の人形が飾られ、3月3日まで開かれるそうです。

 めでたしや娘ばかりの雛(ひな)の宿(子規)

 明治26年の正岡子規の句です。

 子規は、結婚することも子宝に恵まれることもなかったわけですが、子どもは好きだったのかな、結婚したいという気持ちはあったのかな、などと想像します。

 「ひな」といえば、松尾芭蕉の

 草の戸も住みかはる代ぞひなの家(松尾芭蕉)

が頭に浮かびます。芭蕉が『奥の細道』の旅に出る時に作った句ですね。学校でも習う有名な冒頭のところです。

 我が家でも、子どもたちが3人姉妹ですから、ひな人形が飾られています。お殿様とお姫様二人だけの親王飾りです。場所を取らなくてタンスの上に置けていいです。娘たちが幸せになってくれたらと願うばかりです。

 めでたしや我が家のスモールひな祭り(登)

 おそまつ。

(参考:高浜虚子選『子規句集』岩波文庫)

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2009年02月17日

メジャーに挑戦する人 日本球界に留まる人

 前回、全国的に暖かくなり、夏日を記録した所もあるというニュースを取り上げました(「松井秀喜のひざ順調 山笑う」)。と思ったら、今日は雪が降りました。三寒四温と言いますから、これが自然な四季の移り変わりなのでしょう。

 君行かばわれとどまらば冴(さえ)返る(子規)

 明治26年の正岡子規の句です。「冴返る」というのは、春の季語で、寒さがぶり返す、という意味です。(光や音が)よく澄む、澄みきる、という意味もあります。

「病中送人」と詞(ことば)書きがあります。見舞いに来てくれた人を送ると、部屋がしーんと静かになった。その静けさの中に私一人がぽつんといる。そんな情景でしょうか。

 「行かば」「とどまらば」は文法的には、仮定を表しますから、「君が帰ったなら」「私がとどまったなら」という意味です。人を送る前に、送った後の様子を頭に描いて詠んだということなのでしょうか。いつものことですが、よく分かりません。

 さて、今季メジャーでの活躍が期待されるオリオールズの上原浩治選手、ブレーブスの川上憲伸選手。一方、日本球界に留まることになった中日ドラゴンズの岩瀬仁紀選手、ロッテのサブロー選手。



 メジャーに挑戦することで、野球選手の格を上げる選手もいれば(上原や川上は元々チームのエースですから「格」は十分にあるのですが)、強くチームへの残留を球団から要望されて、年俸もあがり格を上げる選手もいます。どちらがいいとは言えません。

 有名な人気のある選手が大リーグに行ってしまうと、日本球界が寂しくなるという面は確かにあります。最近は、プロ野球でもオリンピックでも、選手の都合よりも、主催者や観客の都合が優先されていることが多く見られます。オリンピックの長い開会式や、今季から日本のプロ野球で導入される15秒ルールもその一つだと思います。

 ファンあってのプロですから、選手がファンサービスするのが当然というのも分かりますが、彼らの人生の選択も大事にしたいです。

 君行かばわれとどまらば格上がる(登)

 おそまつ。

 「子規と四季」というより「子規と野球」に傾いてきました。

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2009年02月15日

松井秀喜のひざ順調 山笑う

 バレンタインデーの2月14日は、全国的に暖かい一日となりました。

 全国の29の都道県で、2月の最高気温を記録し、10地点で夏日。静岡市では6月下旬並みの26、8度まで気温が上昇したそうです。

 寒いのが苦手な私にとっては、ありがたいことではありますが、喜んでいいものやら。むしろ異常な暖かさが不気味です。

 故郷やどちらを見ても山笑ふ(子規)

 正岡子規の明治26年の句です。「山笑ふ」というのが、春の季語です。面白い季語ですね。凍えて縮こまっていた大地が緩む感じがします。

 さて、日本のプロ野球界では、シーズンに向けて、各チームが沖縄や宮崎などでキャンプをしています。紅白戦や練習試合も始まっています。

 大リーグのほうでは、暖かいフロリダ、アリゾナ両州で、16球団のバッテリー組がキャンプインです。日本のプロ野球を経ないで、いきなりメジャー入りしたレッドソックスの田沢純一投手も、初ブルペンで約50球を投げたと報じられています。田沢投手については、「憲伸はブレーブス、上原はオリオールズか」で、少し触れました。



 米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手も、2月14日、フロリダ州タンパで練習を開始しました。フリー打撃では38スイングで、6発のさく越え。昨年9月に手術した左ひざは、順調に回復しているようです。

 松井選手、今年は怪我なく頑張ってほしいです。

 フロリダやひざ順調で秀喜笑う(登)
 おそまつ。

(参考:高浜虚子選『子規句集』岩波文庫)

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2009年02月13日

バレンタインと「北の国から」

 バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が日本に根付いたのは、1960年代、森永製菓の役割が大きかったようです。

 いずれにしても、チョコレート業界の戦略はうまくいきました。

 ただ、この不景気で、チョコレートの売れ行きが心配され、男から女に贈る「逆チョコ」が提案されています。これも森永製菓が大々的にキャンペーンをしているようです。

 もうけるために、いろいろ考えますね。他の業界も、売り上げを伸ばす戦略で、「○月○日」は何の日とか、この日はこういうことをするという習慣、流行作りに一生懸命です。

 節分の恵方巻きもうまくいった例ですね。
 
 降る雪や明治は遠くなりにけり(中村草田男)

 半年ほど前(2008年8月)、「北の国から」などで有名な脚本家の倉本總氏が、「ドラマ作りはもうこれで最後かもしれない」と発言したニュースがありました。「テレビ局に絶望している」と。

  これは人から聞いたのですが、その時倉本氏が言ったことの一つに、昔はドラマの制作現場にドラマ好きがいたが、今はMBA(経営学修士)がいると。売れるかどうか、いかに売るかということが、至上命題になっているということですね。

 時代が変わりました。

 さだまさしさんの「あーあーあああああー」という「北の国から」のテーマ曲が、懐かしい気持ちと一緒によみがえってきます。

 時の流れを感じます。

 昭和もすでに20年以上前のことですから。

 去年はゴディバの高級チョコだったのが、この不景気で、明治ミルクチョコレートに。それは極端か。でも明治ガトーチョコでも十分おいしいです。明治ミルクチョコレートでも十分おいしいです。

 不景気や明治のチョコになりにけり(登)

 おそまつ。
 
 「北の国から」が見たくなってきましたか。チョコが食べたくなってきましたか。

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2009年02月11日

心中はどんなものも悲しい

 今日2月11日は建国記念の日です。

 現在の「建国記念の日」として実施されたのは、1967年。「建国記念の日」は、以前の「紀元節」です。「紀元節」というのは、『日本書紀』によれば、神武天皇が即位した日で紀元前660年に相当するということです。

 人の世になりても久し紀元節(子規)

 正岡子規の明治26年の句です。

 西武池袋線の踏切で、男女が抱き合ったまま電車にはねられ死亡したと報道されました。2月10日の午前0時50分頃のことです。自殺の可能性が高いとみて調査中です。

 時事通信社のニュースでは、「2人はいずれも30−40歳代」となっていますが、スポニチのニュースでは、男性が20歳、女性が23歳となっています。時事通信社のニュースは、10日12時30分のニュース。スポニチのニュースは、11日7時9分のニュースですから、調査の結果、身元が分かったようです。遺書は見つかっていないようです。



 日本では1998年から自殺者が毎年3万人を超しています。悲しいことです。

 今回の事件は、状況からすると(男女の)心中のようですから、太宰治の入水自殺が思い浮かびます。「迷惑な奴らだ」という声もあるようですが、「住所不定、無職」というのですから、つらい日々を送っていたのだろうと想像します。

 「100歳を超しての大往生はめでたい」というのも分からないではないですが、人の死は、特に自殺はどれも悲しいです。中でも最近悲しくなるニュースの代表が、老老介護に疲れての心中事件です。医療の発達、介護の充実が、悪いとは言いませんが、難しいものですね、世の中は。

 いつの世になりても悲し人の死は(登)

 おそまつ。

(参考:高浜虚子選『子規句集』岩波文庫)

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posted by 青山登 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

A・ロドリゲスの禁止薬物使用

 米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス選手が、禁止薬物である筋肉増強剤を使用していたことを認めた、と報道されました。

 オバマ大統領が、「大リーグを汚す、不幸な出来事」と述べたことも報じられています。



 水祝(みずいわい)恋の敵(かたき)と名のりけり(子規)

 明治32年の正岡子規の句です。

 「水祝い」というのは、「ウィキペディア」によると、「婚礼のさいに、または結婚後最初の正月に、新郎または新婦または新郎新婦に水をあびせかける民俗儀礼。」です。

 でも、よく分かりません。

 「おれは、あいつのことが好きだったのに。お前はおれの恋の敵だ」と言いながら、水を浴びせかけたのでしょうか。「子規が」ではないでしょうけれど。

 この年の元日、子規は、タライに飼った鴨を、陸羯南(くがかつなん)の池に放つため、人に背負われて出かけたようですから。

 さて、ロドリゲス選手は、昨年シンシア夫人と離婚、歌手マドンナとの交際も報じられました。一方のマドンナは、今度は22歳のブラジル人モデルとの交際が報じられています。この恋人は、ロドリゲス選手を嫉妬させるために使われているとも言われています。ひどいですね。

 マドンナの恋の敵は誰なのか(登)

 おそまつ。

(参考:高浜虚子選『子規句集』岩波文庫、柴田宵曲『正岡子規』岩波文庫)

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posted by 青山登 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

甲斐バンド解散か

 甲斐バンドが2月7日、日本武道館でツアー最終公演を行いました。

 報道陣にこれで解散かと聞かれた甲斐よしひろさんが「僕の名字は“甲斐さん”ですけど」とギャグを言ったとか。



 怪談に女まじりて春の宵(子規)

 明治29年の正岡子規の句です。明治29年は、子規の腰痛がひどくなった年。『松蘿玉液』でベースボールの紹介記事を書いた年です。

 『子規句集』では、この句の次が下の句です。

 春の夜の妹(いも)が手枕(たまくら)更けにけり(子規)

 ですから、「女」は妹の律でしょうか。スペシャルドラマ「坂の上の雲」では、菅野美穂さんですね。

 でも、「妹の腕を枕に」というのは、病身の子規といっても想像しにくいです。ひざ枕ならまだしも。「妹(いも)」が必ずしも「妹(いもうと)」ではないでしょうけれど。

 「手枕(たまくら)」といえば、百人一首の次の歌が頭に浮かびます。

 春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ(周防内侍)

(短い春の夜のはかない夢のような一時のたわむれで、あなたの腕を枕にしたなら、本当は何もないのにうわさが流れるかも知れない。それが残念です。)(小学館『全訳古語例解辞典』)

 「かひな」が掛詞です。「腕」の「かひな」と「甲斐なく」の「かひな(く)」です。

 「解散」して「甲斐さん(のバンド)」が「なく」なるのですね。

 「安奈 おまえの愛の灯はまだ 燃えているかい」
 そんな世界はまだ先のことでしたが……。
 「安奈 寒くはないかい おまえを包むコートは ないけどこの手で 暖めてあげたい」
 ボクもいつかはこんなセリフを口にするのかな、と男と女の哀しい世界を想像していました。タラちゃんのような顔して。

 今も「安奈」を酒に酔いながら聞くと、大人の恋愛を夢見ていたあの頃の、甘酸っぱい気分がよみがえってきて、懐かしいです。

 甲斐バンド「安奈」なつかし春の酔い(登)

 おそまつ。

(参考:高浜虚子選『子規句集』岩波文庫、新潮日本文学アルバム『正岡子規』新潮社)

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2009年02月06日

スマイリーキクチのブログ炎上

 「ブログ炎上」と10年前の人が聞いても何のことか分からないに違いありません。もしかすると、20年後の人も分からないかもしれません。

 お笑いタレント、スマイリーキクチのブログが「炎上」しました。殺人事件の犯人扱いするような、悪質なコメントが殺到したというのです。18人が書類送検されたということです。コンピューター社会の怖い一面が現れた事件です。



 世の中にどんどん新しいものが登場するようになりました。いつの時代でも新しいものは登場しますが、それによる世の中の変化の速さは、加速しています。

 新しいものの影響はすぐには現れません。予想外の変化が起きることもありえます。コンピューター、コンビニ、テレビゲームなどの影響にも、怖いものがあります。人々の感覚の変化、脳の変化もきっとあると思います。

 新しいものが登場すると、多くの人は物珍しさもあって、すぐに飛びつきます。明治維新後がそうですし、太平洋戦争後もそうだと言ってもいいかもしれません。

 そして、これまでの生活スタイルをあっさり捨ててしまう人々や、急速な世の変化に対し、批判的な人も出ます。夏目漱石が、維新以後の日本の工業化などに批判的だったのもその一例です。

 夏目漱石は、正岡子規の友人です。明治28年、子規は日清戦争従軍後の帰路で喀血し、養生のために松山に帰省します。そして、51日間、漱石の下宿であった愚陀仏庵に同居します。

 愚陀仏(ぐだぶつ)は主人の名なり冬籠(ふゆごもり)(漱石)

 漱石は子規から俳句を学んだりしますので、俳句を結構作っています。

 愚陀仏庵には私も行きました。「坂の上の雲」ミュージアムのすぐ横の坂を上った所にあります。松山城のすぐ近くで、歩いて行けます。

 子規はこの後、広島、大阪などを経由して上京しますが、その途中奈良で詠んだのが、有名な次の句です。

 柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺(子規)
 
 これ以後二度と子規は松山の地を踏むことはなかったのです。
 
 愚陀仏庵での別れの句も悲しいです。
 
 行く我にとどまる汝に秋二つ(子規)
 
 明治28年には、コンピューターもブログもなかったのですね。火事はあっても「ブログ炎上」はなかったのですね。
 
 お陀仏だブログ炎上ああ怖い(登)

 おそまつ。

(参考:新潮資本文学アルバム『正岡子規』新潮社)

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2009年02月04日

オバマ政権の前途に暗雲

 立春に関係する正岡子規の句を『子規句集』で探してみると、下の句がありました。

 我王の二月に春の立ちにけり(子規)

 明治26年の句です。子規とその仲間たち(高浜虚子ら)の俳句が、初めて新聞「日本」に掲載されたのが、明治26年2月3日のことで、この子規の句も、その時の一句です。

 「我王の」が、まず分かりません。「我王(がおう)」で検索してみると、「我王銀次」が出てきます。「ミンボーの女」(1992年)や「ビー・バップ・ハイスクール 高橋与太郎完結編」(1988年)に出演している俳優です。「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」というのも出てきます。ファミコンゲームの名前です。ちがう。ちがう。

 「我王の 子規」で調べ始めて、あれこれ考えるうちに、だんだん分かってきました。

 「我王の」は、「わがきみの」と読むのでしょう。

 奠都三十年
 我王の桜咲くなり三十年(子規)

という明治31年の句もありました。

 「奠都(てんと)」というのは、国都を定めるということです。明治31年4月10日には、「東京奠都三十年祭の祝賀会」が開かれています。ここで、「我王」が、明治天皇だと確信しました。

 明治元年2月3日には、明治天皇が「徳川慶喜親征の詔」を発布しています。そして、同じ2月3日(明治26年)に、子規の句が初めて新聞「日本」に掲載されます。ナショナリズムの色彩の濃い「日本」に掲載するのですから、天皇のことを意識していたのでしょうか。「わがきみ」が「立つ」のと、「春」が「立つ」のをかけているのだと思います。「立つ」が掛詞(かけことば)ですね。

 さて、注目されたオバマ大統領の就任式から2週間が経ちました。難しい問題に迅速に対処しているという評判もありましたが、閣僚人事で問題が出てきました。

 厚生長官に指名されていたトム・ダシュル前民主党上院院内総務が、先に発覚した納税漏れの責任を取って指名を辞退したのです。新設の業務評価官に指名されたナンシー・キルファー元財務次官補も、同様の理由で辞退しました。

 オバマ政権にとっては難しい船出となりました。



 オバマ氏の前途に暗雲立ちこめる(登)

 おそまつ。

(参考:高浜虚子選『子規句集』岩波文庫、Z旗「坂の上の雲」小説・ドラマまとめサイト


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posted by 青山登 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする