2018年05月17日

甲子園 センバツ初のタイブレークか

 第90回記念選抜高等学校野球大会での裏話です。

 2018年4月1日、阪神甲子園球場では第90回記念選抜高等学校野球大会の準々決勝、三重高校(三重)対星稜高校(石川)の対戦がありました。

 この試合は第4試合で、第3試合は大阪桐蔭(大阪)が花巻東(岩手)を19−0と圧倒した試合でした。

 ただでさえ待たされる第4試合の両チームは、長引く前の試合に随分待たされました。

 14−0となり5回裏の大阪桐蔭の攻撃は終了しました。

 点差が開いても甲子園では点差によるコールドゲームはありません。

 5回が終わると次の試合の先攻後攻を決めるトス(ジャンケン)があります。

 三重高校の定本主将と星稜高校の竹谷主将は、それぞれの責任教師と一緒にインタビュールームに向かいました。甲子園の試合後のインタビューが行われる、あの通路の前です。

 主審の田中さんから諸注意があり、先攻後攻を決めるジャンケンが始まりました。

 主審の田中さんの掛け声でのジャンケンです。

 「最初はグー、ジャンケンポン。」

 定本主将、竹谷主将、どちらもチョキであいこです。

 続けて「あいこで、しょ」とはいきません。

 あいこの場合は、また初めから「最初はグー、ジャンケンポン」です。

 「最初はグー、ジャンケンポン。」

 1回目に続いて、2回目も、どちらもチョキであいこです。

 これが7回続きました。

 定本主将、竹谷主将、どちらも頑固です。

 8回目に勝負は動きました。

 「最初はグー、ジャンケンポン。」

 「あー」とその場にいたみんながため息を漏らしました。

 定本主将、竹谷主将、どちらもグーです。

 主審の田中さん、大会役員、責任教師、みな笑っています。

 7回あいこが続いた後の8回目にして、両主将とも勝ちに行ったわけですが、これもあいこになりました。

 9回目もあいこ、10回目もあいこでした。

 何を出したかは分かりません。

 11回目があいこになったところで、主審の田中さんが言いました。

 「大会初のタイブレークに入りそうだな。」

 ジャンケンは12回で決着がつきました。

 星稜高校の竹谷主将が勝ちました。何で勝ったかは分かりません。

 勝った星稜高校は後攻を選びました。

 この試合、8回裏終了時点で9−9。延長戦かと思われましたが、三重高校が9回表に5点取って、14−9で勝ちました。

 三重高校と星稜高校のジャンケンでのタイブレークはなりませんでした。

 続く三重高校の準決勝、大阪桐蔭との準決勝では、まさに延長12回までいって、大会初のタイブレークかと思われましたが、大阪桐蔭の底力、4番藤原君のタイムリーヒットで12回裏に1点もぎとり、第90回記念のこのセンバツでは、タイブレークはありませんでした。
posted by 青山登 at 14:35| Comment(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする