2019年08月06日

第101回全国高校野球選手権大会 八戸光星が誉に勝利

 第101回全国高校野球選手権大会が開幕しました。

 開幕カードは青森代表の八戸光星と愛知代表の誉の対戦。

 八戸光星は3期連続の甲子園出場、誉は初出場ながら、激戦区愛知で愛工大名電を撃破し、今春の全国覇者東邦と享栄の私学4強のうち2校を破った星城にも勝ち、準決勝で中京大中京を負かしているので、力はあります。

 昨日の記事で私は、「何と言っても調整が難しい開幕戦。ここでは八戸学院光星のこれまでの甲子園経験が生かされるのではないでしょうか。」と八戸光星に軍配と予想していました。

 それは当たりました。

 結果は9−0と八戸光星の圧勝でした。

 私が注目したのは、5点めを取りに行った送りバントの攻撃です。

 試合後の仲井監督もそれを言っていました。

 八戸光星は初回に満塁ホームランで4点を先制し、確かにそのホームランは勝利に大きく貢献したのですが、仲井監督はホームランだけを称賛してはいませんでした。

 むしろ、ダブルプレーによって試合の流れを相手にやらないために送りバントをしたと。

 試合の流れを大事にした丁寧な攻撃だったと思います。

 初回無死一塁の初球からのバントも丁寧でした。

 誉の投手の制球が定まらず3つの四死球で満塁となったのですが、初回のバントも勝利に大きく貢献したと私は感じました。

 メジャーのフライボール革命の影響もあるのでしょうが、最近の高校野球は、大味になってきた感じがします。

 バントは相手にアウトを一つやるようなものと考え、バントはほとんどしないチームも増えてきました。

 「短期決戦では勢いが大事」ということもありますし、「夏は打てないと勝てない」もそうだと思いますが、私は試合の流れが大事だと考えています。

 そのために、相手の進塁を防ぐための攻撃的な守備や、試合の流れを呼ぶような緻密な攻めも大事だと思います。

 イチロー選手が引退した際に話した言葉の中に、最近の日本の野球は考えなくなってきているというのがあったと思います。

 作戦、戦略というより、純粋に力と力の勝負を尊ぶようなアメリカ的(と言っていいのかは分かりませんが)な野球に日本の野球もなってきている気がします。

 そして、その影響は高校野球も受けている気がするのです。

 勝ち方にはいろいろありますし、野球の好みもいろいろあります。

 私が今回、前橋育英(群馬)と八戸光星(青森)を優勝候補の第一と第二に挙げているのも、私の好みが反映しています。

 バッテリーを中心に攻撃的に守ろうとする、試合の流れを呼び込むような緻密な攻撃をする。そういうチームを応援したいという気持ちが私にあるのでしょうね。

 考える野球は下手すると「サイン盗み」のようなことにつながりかねませんが、私は「考える」という面を野球の大事な要素と考えます。

 この夏は予選で負けてしまいましたが、選抜で優勝した東邦(愛知)も、攻撃的な守備や試合の流れを呼び込むような緻密な攻撃をしていたように思います。

 横浜高校も以前よりは「ガンガン攻めていくような野球」になったようですが、それでもさすがに横浜高校ともなると、やるべきことをきちんとやっている気はしますけれど。

 今回特に強打で注目される東海大相模(神奈川)がどのような戦い方をするのかにも注目したいです。
posted by 青山登 at 16:04| Comment(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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